『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は観ましたか?

農業で住みます芸人in仙台の一年の勤めを終えた息子は、東京でゼロからスタートするそうだ。

何故にゼロなのだろう。心機一転の謙虚な気持ちなのか、後退した事を認めているのか…

息子は妻の良い所が似ている。人から好かれ、相手が傷つくような言葉を言わない。ただ、これは芸人に向いているか否かは皆目分からないのだが、そろそろテレビに出ている息子を観たいものだ…

私は自分が性格が悪いと自負している。昔は自覚がなかった…妻と出会い、素晴らしい性格の妻と、これまた性格が良い人が服を着て歩いているような妻の両親との出会いは衝撃であり、性格がイマイチな両親と比べてしまい愕然としたものだ。

そんな遺伝子の性格がチト悪い私でも孫が可愛いので厳しくしながらもついつい甘くなるのである。孫たちの洋服を選んでいる時は楽しいし。孫たちの喜ぶ顔を想像しがら日夜、Amazonの子供用のビデオやなにやらをクリックしてしまうのだ…

映画の話しを少し書く。あまりに素晴らしい映画を沢山観たから脳の具合が良い。映画は私をいつも刺激してくれる。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を最高だと思う私の映画感性は素直な性格が私にもある。という証明でもある。良いものは良いと大声で伝えたいのである。

さて、この映画…まずは、素直ではない話しがたまらない。屈折している主人公の描き方があまりに美しい…この年は『ムーン・ライト』がオスカーの作品賞だったが私なら『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に票を入れる。『ムーン・ライト』は面白い。でも傑作だとは思わない。

黒人差別を明るく強く描いた『ドリーム』のほうがストレートに良いと感じた。

妻は素直な明るい性格なので『ラ・ラ・ランド』に票を入れるそうだ…私は、デイミアン・チャゼル監督のファンなのだが、クリストファー・ノーラン監督も好きなので『ダンケルク』は唸った。ハンス・ジマーの音楽がかなりの効果を出していて。ノーラン監督とジマーのコンビは絶品だ。

『沈黙』も素晴らしい映画で、マーティン・スコセッシ監督の事をまた好きになった。アダム・ドライバーはスター・ウォーズ以外の映画が全て良い。カイロ・レンと云うダース・ベイダーの足元にも及ばないキャラをアダム・ドライバーに演じさせるのは残念な使われ方だ。

最近の日本の傑作は『アン・ナチュラル』。ご覧になっていない方は是非オンデマンドで観ていただきたい。屈折感も良い。脚本良し。演出良し。編集良し。演者が良し。ダークサイドにして人間の性を描いた何年に一度の傑作だった…

そう言えば息子たちコンビ 衝撃デリバリーの名前が映画版『火花』のエンドロールに出ているそうだ…吉本映画はたまに当たりがある。

吉本の映画『大日本人』は、好きだったな…評価低かったのかな…ある意味『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の屈折した絶望感の匂いは同じだが、ウケ狙いをしている分ピュアさが負けている。

この二作品を比べるのは、私の性格の悪さなのか…ただ、どちらも私の同じ感性で面白い映画であった。

さて…とにかく『息子よ頑張れ』と云う気持ちを遠回しに書いてみた性格が悪い父親からのメッセージなのだが…私はかなり ヘソが曲がっているのである…

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