三月の空

去年の秋の頃だろうか…松任谷由実の『宇宙図書館』を発売されてまもなく購入した。

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期待していたわけではないが、少しがっかりしてしまう自分がいた。現代のCD価格から考えると高めの値段であり、ジャケットは凝っているし素晴らしい。
録音状態もミキシングも良く、楽器の音や、ユーミンの歌声も大変クリアである。でも私の耳と脳に響かないのである…

松任谷由実の世界は、創作主である松任谷夫妻のモノであるとは思うが…時代錯誤のアレンジに松任谷正隆の才能の斜陽を感じる。この感覚は私のような耳の肥えているリスナーだけではなく、ユーミンの詩の世界観が好きな往年の女性ファンも同じく感じているのではないのだろうか…

私のiPodのプレイリストの最近のセレクトでもユーミンの楽曲は数曲しっかりと入っている。松任谷正隆のプロデュースしていない初期のアルバムは、ティンパンアレイのメンバーの演奏が秀逸で鈴木茂のストラトキャスターの音。細野晴臣のプレジションやジャスベースと思われるベースラインの巧みさ。吉川忠英の透き通るアコギの音など…もう絶品で絶品で今でも耳を澄まして演奏を聴いてしまう。『私のフランソワーズ』は私のユーミン最高傑作であり、日本の音楽の宝とも思っている。何故ならこの時代は、キャロル・キングでさえ現役バリバリで、カーリー・サイモンもグルーブしていた時代に産まれた傑作だからである。いわゆる金字塔を打ち立てたロックアルバムと肩を並べられる作品だったという事実である。

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松任谷由実になってからの松任谷正隆プロデュース作品でも松原正樹のギブソン335で奏でる軽く歪んだリフやソロがユーミンの下手うまな声に最高の絡みを効かせている。『セシルの週末』は今でも松原正樹のギターのリフが心と耳に染み渡る。偉大なる詩人でもある松任谷由実の歌詞が感動を与えてくれる。

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松原正樹が他界してしまって叶う事は出来ないが、絶対不可能だと思うが 旧ティンパンアレイのメンバーでユーミンが昔の曲を演ってくれるのなら、5万円〜10万円の入場料を支払っても観に行きたいと思う。

さて、その『宇宙図書館』をCDラックから連れ出しドライブに出掛けてみた。
三月の空は青く沼田市の向こうの新潟から長野を抜ける雪景色と美しい山々と空や海を見ながらのドライブだった。高崎から新潟に入り『宇宙図書館』を二巡目まで聴いてみた。
…が、しかし三巡目を待たずして私の編集した松任谷由実セレクトに替えてしまった。

三月の美しい空に、下手うまなユーミンの声と美しい歌詞。そして鈴木茂や松原正樹の美しく華麗なギターの音。細野晴臣の天まで続くベースラインが耳と脳を満足させてくれた。

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たまにしか帰らぬ息子の為にアイアンのベンチを置いてみた。息子は喫煙者でアイコスを吸っている。そんな息子の為に置いたベンチに彼は腰掛ける事はほぼあるまい…

アイアンのベンチ越しに三月の空を見上げると優しい風がふいてきた。
もう春なのだろう…そして私には4人目ので孫が出来た。モデルハウス新館ももうじき完成する。

凄く幸せな気持ちだ…

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