海峡を越えて~『peeps hakodate』 と『ピグノーズ・ギター』と号泣の『ボヘミアン・ラプソディ』

青函連絡船で別れの紙テープが舞う時代に私はひっそりと新天地 川越に旅立ったのは1979年の春の日だった。

明日、飛行機で海峡を越え函館の地を訪れる。4人の孫がいるが4歳以上の3人と娘ふたりと妻と合わせると7人での里帰りである。普段はあまり函館のことを思わないようにしている。何故ならそこにはもう生涯住まないと決めたからだ….函館は私が世界で5番目に好きな街である。ちなみに1番はパリ。2番はベネチア。3番がニューヨーク。4番がロンドンである。

孫が4人もいる58歳になったがギター大好きなロック人間であることは今も変わらない。先月、吉祥寺のマルイの新星堂でアンプ内蔵ギターを衝動買いしてしまったのだ…これがどうして最高の音が出るおもちゃなのである。みようによってはブライアン・メイのギターに似ているように思った。

スライドバーも買い、ピックも数枚買い、初めて使う電子チューニングも買い40年ぶりに真剣に弾いてみた。

フィードバック奏法やボリューム奏法がいとも簡単に可能なこのギターはリフもかっこよく弾ける…もううれしくなってしまい自宅の私と妻専用リビングの60インチのテレビでユーチューブでライブ映像を流してアドリブでのセッションを楽しんでいる。

元々『孫たちの前で弾いてみたら?』と妻に勧められたのが購入のきっかけだったのだが、すっかり自分が燃えてしまった。購入数日後に孫4人を連れて伊豆高原の防音がばっちりのホテルに宿泊した。朝から黒いケースを車に積むときに娘たちはそれがギターだとは思わなかったらしい….

伊豆高原のホテルは3LDKでリビングは海が見渡せて広大で孫たちは運動会のように走りまわっている。その中でピグノーズ・ギターをケースから出し爆音でスライドを鳴らすと…孫たちが目を輝かせ集まってきた。孫たちにピックを渡し私がフレットを押さえ弾かせてみると、以外やけっこうおもしろい音が出る。しばらくギターをならして遊んだのだが…私は夜そのリビングの大きなソファーで寝落ちするまでギター少年に帰っていた….

高校の時に同級生で函館市内からバスで1時間半以上離れた尾札部町(おさつべ)から下宿していた佐藤茂樹くんと夜通しギターを弾いた…私も茂樹君の尾札部の実家によく泊まりに行ったものだ…お父さんは宮内庁御用達の尾札部昆布の漁業組合のお偉いさんで紳士で善い人だった。お母さんもとても良い人だったな….お元気かな….茂樹君はフェンダーのテレキャスターもギブソンのES-335もヤマハの最新型のコイルギターも持っていた….私は高1の時に当時の函館の郵便局本局の冬休みのアルバイトとお年玉でフェルナンデスのストラトキャスターのハーフトーンスイッチのオールドモデルを68000円で買った。

父に買ってくれと頼んだが『それは勉強のものなのか?』と相手にされなかったので自力で買ったのだ…その反対していた父が高校の文化祭の私と茂樹君のピップ・エレキ・バンドのコンサートに来た。1曲目はのちにイーグルスに加入するソロ時代のジョー・ウォルシュの『ウォーク・アウェイ』だった。これはツインギターのかっこいいリフの曲だ。ステージの上から口をぽかんとあけている父の顔を見たのだが今となっては、特別な思い出だ…

あとはドゥービー・ブラザース・バンドの『ロング・トレイン・ランニング』、チャーの『スモーキー』などを演奏したのだが佐藤茂樹くんは高校生にして神だった….ギターはジェフ・ベックまで完璧に弾ける….われわれサポートメンバーが彼のレベルについていけなくて出来る範疇の曲のみ演奏していたが茂樹くんはボーカルも凄くて、イーグルスのドン・ヘンリー、ドゥービーのトム・ジョンソン、そして難度が高い野口五郎まで完全に歌えるのであった….

私はそんなギターと歌の神様とセッションする果報者であった….彼は今、函館で福祉関係の職にあるという….時間があれば再会して彼のギター演奏をもう一度聴いてみたい…というかまた一緒にセッションしたいな….

 

昨年お世話になったpeeps hakodateの編集長の吉田さんと閉館した巴座経営者の娘さんの千原さんといつかお会いする約束をしているが今回の帰省も時間がなくかなわないのだろう….

Peeps hakodateの吉田さんが私に取材をしてくれたきっかけの昨年の拓庵思考の『57歳』というタイトルだったか…巴座でウディ・アレンの『アーニー・ホール』を観た話しや、私が中学から高校時代の函館の映画館の巴座、映劇、スカラ座で購入した映画のポスターを全て父にやぶられてしまった話しを書いたのが吉田さんの目に止まり、『たいせつなもの 残したいもの』の回で『北関東に残るもうひとつの巴座』として見開きで掲載していただいた….それをご覧になった今は亡き函館巴座の経営者の娘さんの千原さんからお電話をいただき「お会いしましょう」と誘っていただき….嬉しくて吉田さんに連絡をすると『その時は私も同席させてください』との返答で….感謝、感謝、感謝….です。

弊社 巴座ホームアンドピクチャー株式会社のホーム・ページの担当会社が8月から変わった際にうまく前社との移設が進まず2016年9月から2018年7月までの『拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日』と『ママブログ』が消滅してしまいました。消えたブログに関しては本当に残念なのですがこれからも年に数回ですが書いていきますのでよろしくお願いいたします。

『拓庵思考』とは【巴座ホームアンドピクチャー株式会社】の公式ブログなのですが私の私的なことが中心なので、あらたに『コラム』という【ともえ座のいえ】の住宅建築関連のコラムと【会社概要】内に『巴座社長の世界街歩き』を新設したしだいです。

 

さて…映画は年間相当観ていますが….『ボヘミアン・ラプソディ』は映画の三分の一は私は泣いていた….あまりに涙があふれてあふれて翌日も目がはれてしまった….自分の青春のギターの想いでや色々な思いが交錯して泣けて泣けて….サウンドトラック盤は映画公開前にも聴いていが、あれから毎日聴いていて…..ついでにクイーンのウェンブリー・スタジアムのライブも購入したが….これがまたいいのである….私は中学・高校とKISSとクイーンとビートルズとローリング・ストーンズは好きではなかった。ただしブライアン・メイは好きだった….真似して1円玉で弾いたりもしたが上手く弾くことはできなかった。

エスカレートしてジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンなどのライブ音源も購入しまくり図面制作時、現場管理時に爆音で聴いてる毎日で….特にゴールド・ジムのトレーニングの往復は超爆音で聴いている毎日なのである。

 

2018年最高映画は『ボヘミアン・ラプソディ』に決定します。…..ああ…ブライアン・メイモデルのギターがほしい……昔はふつうに売ってたっけなぁ…